食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、花粉症etc...
今やなんらかのアレルギーをもつ日本人は2人に1人といわれています。子供には気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、大人では花粉症が増えているそうです。
アレルギーは体の免疫機構があまりに強く出過ぎた結果、引き起こされるものでアレルギーの発症因子としてはダニやカビ、ハウスダストや花粉などがあるわけですが
そのベースには遺伝的な体質やバランスの崩れた食生活があると考える識者も多いです。
当サイトで取り上げるのはその食生活について。人間の体質は遺伝以外では食物で形成されるわけですが、この遺伝的要因というのは数十年でコロコロ変わるものではありません。
つまり、普段食べている食事がアレルゲンに対して過敏になってしまうアレルギー体質の形成に大きく影響しているのではないかと考えられるんですね。
そんなアレルギー体質になってしまう原因のひとつとして考えられているのが「リノール酸の過剰摂取」です。
魚を食べる機会が減り、DHA・EPAといったオメガ3系脂肪酸の摂取量が減ってオメガ6系列脂肪酸に分類されるリノール酸の摂取量が増えたことがアレルギーの原因になっているということなんです。
リノール酸(食用油としてよく利用される紅花油やサラダ油が代表的)がアレルギーの原因だとする説を解説すると
@リノール酸を摂取することで体内でアラキドン酸というものが生まれます。
リノール酸が過剰になった体内の脂肪酸バランスのなかでは、アラキドン酸由来のこうした生理活性物質が体にとって害になり、アレルギーを引き起こしてしまう原因になります。
オメガ6系列脂肪酸とオメガ3系脂肪酸というのは互いに拮抗しあい、バランスを取ることでお互いの暴走を防いでいる関係にあります。しかし、オメガ3系脂肪酸を摂取することが減り、
リノール酸の摂取量が増えた今の日本人の食生活では、リノール酸から作られるアラキドン酸の悪い影響ばかりが出てきてしまっていてアレルギーもそのひとつだというわけです。
リノール酸の過剰によってアラキドン酸由来の生理活性物質が暴走し、引き起こされているアレルギーを止めるにはオメガ3系列脂肪酸(DHA・EPA)をしっかり摂取して、 体内の脂肪酸バランスを改善することが大切です。
オメガ3系列脂肪酸は抗体の産生を抑制してアレルギー症状を示すほとんどのメディエーターの産生を抑制してくれるからです。
日本の奥山治美教授らが行った動物実験によると、オメガ3系列脂肪酸である「シソ油」とリノール酸の「紅花油」を与えたそれぞれのラットの「ロイコトリエン」産出量を比べたところ、
オメガ3系列脂肪酸である「シソ油」を与えたラットではアラキドン由来の「ロイコトリエン」「PAF」の産出量が減少していることを確認できたそうです。
これはつまり、アレルギーの原因になるアラキドン酸由来の「ロイコトリエン」「PAF」といった生理活性物質がオメガ3系列脂肪酸を摂取することで
抑制できたということ。アレルギー症状や体質の改善にはオメガ3系列脂肪酸が期待できるということです。
実は多くの抗アレルギー薬もその働きとしてはアラキドン酸由来の生理活性物質の産生を抑制するものです。これと同じ作用がオメガ3系列脂肪酸にはあるわけですね。
抗アレルギー薬と違うところはなんといっても怖い副作用がないことです。アレルギー対策には普段の食事からオメガ3系列脂肪酸を積極的に摂取することが大切だということですね。
子供に増えているアトピー性皮膚炎についてもアトピー患者の血中にDHA量が少なかったため従来の治療と並行してDHAを補うためにサプリメントを利用したところ症状が改善されたといいます。
これはDHAにはアトピー性皮膚炎発症の原因であるロイコトリエン、PAFといった炎症性物質の産生を抑える働きがあるからです。
大人になるにつれて増える花粉症に対する抗体のできやすさもリノール酸の取りすぎが体をアレルギー過敏症にしてしまうためオメガ3系列脂肪酸であるDHA・EPAを摂取することが有効です。
もちろんアレルギーの原因はさまざまにあるためDHA・EPAを摂取すればすべてが万事OKうまくいくわけではありません。しかし、多くの研究者や専門家が食生活とアレルギーの関係を指摘し、
実際に動物実験や人間に対する効果が臨床試験によって確かめられているので、アレルギー対策としてオメガ3系列脂肪酸(DHA・EPA)を試してみても損はしないのではないかと思います。
アトピーを防ぐオメガ3系列脂肪酸(DHA・EPA)の効果
食生活の欧米化によって子供から大人までアレルギーが増えていまや国民病といった状態になっています。
ダニやカビ、ハウスダストなど原因はいろいろありますが、そのひとつがリノール酸過剰ということ。
魚を食べることが減り、肉や油っぽいものを食べることによって体内の脂肪酸のバランスが崩れているのが問題になっています。
脂肪酸のバランスが乱れることでアラキドン酸由来の生理活性物資が暴走してアレルギーの原因になっていると考えられています。
そのためアラキドン酸の働きを弱めるDHA・EPAといったオメガ3系脂肪酸を摂取することがアレルギーを抑制するために有効です。
普段の食事では肉や脂っこいものリノール酸の摂取量を減らして魚を食べてDHA・EPAをたっぷり摂取するようにしましょう。
すべてのアレルギーに効果というわけではありませんが数多くの実験からDHA・EPAの効果は確認されています。